第5章 初めての夜 ※おそ松
お風呂を出て髪を乾かし、歯を磨く。
ーーー家の中、静かだなぁ。みんな寝たのかな。
静かに二階へあがり、彼らが眠る部屋をそっと覗く。
6人並んで眠っているのを確認し、静かに戸を閉める。
私が寝る部屋はここの隣の部屋。
そっと戸をあけ中に入る。
あ、ちなみにこの部屋、ご両親が使っていた部屋らしい。
「・・・布団、」
私が部屋へ入ると、既に布団が敷かれていた。
ーーー誰かが敷いてくれたんだ。
少しだけ笑みがこぼれるも、ハッと我にかえる。
いけないいけないっ、奴らは敵!
とにかく寝ないと!
布団に入り、天井を見つめる。
ーーー今日はいろんなことがあったなぁ・・・誰も触れてこなかったけど、カラ松くんにキスされたし。
そっと自分の唇を指でなぞる。
・・・初対面のくせに。
その場面を思い出しながら、手の甲で唇をグイグイと拭う。
だんだんと眠気に襲われ、気が付けば眠ってしまった。