第4章 新たな生活
部屋を飛び出し階段を駆け下りると、居間へと荷物を運び入れる彼らを見つけた。
「ちょっとなにしてんのよ!!」
彼らが置いた荷物を開き確認すると、中身はやっぱりわたしの荷物。
カ「やぁ、カラ松ガールズ・・・君はゆっくり休んでいてくれて構わないぞ。」
箱を置き額の汗を拭い、親指を立てポーズを決めて再び外へ出て行った。
お「やーななみちゃん、一松から聞いたー?」
箱を置きふぅーっと一息つき箱の上に腰掛けたおそ松くん。
「そのことなんだけど、私納得してないから。」
おそ松くんをじっと睨みつける。
お「金払えるならやめてもいいけど?」
箱の上に胡座をかきニカっと笑う彼。
ーーー契約した覚えないし。人の荷物の上乗るなっつーの!だいたい今の時代奴隷とかありえないから!!
お「まぁとりあえずさ、俺らがもういいよーって言えば辞めれるわけだし、退寮もしちゃったからななみちゃんが次の家見つけるまででいいよ。バイトだと思ってさ、ね!」
ーーー勝手に退寮手続きされて、荷物も運び出されておまけに変な誓約書にサインもさせられていて、こいつら想像以上にヤバい?・・・ここは素直に頷いておくべき?そうだ、隙を見て逃げ出せばいいんだ・・・