第3章 狂い始めた歯車
一「・・・馬鹿だね、あんた」
こちらに目を向け怪しく笑う一松くん。
ーーーえ、馬鹿?なんなのよこの人昨日から相当失礼じゃない!?
カ「カラ松ガールズに手荒な真似はしたくなかったが・・・仕方あるまい・・・」
窓際に立っていた青いツナギの彼がこちらへ向かってくる。
「・・・な、なによ!来ないでよ!」
強気に述べ睨みつける。
右手はトド松くんに掴まれていて逃げるに逃げれない状況。
カ「・・・すまない。」
青いツナギの彼はわたしの目の前までくると腰を曲げわたしの頬に手を添え、まっすぐとわたしを見つめる。
ーーー待って、なにこの流れ!いやだ!キスされる!?いやだー!!
「・・・いやっ!!」
ぎゅっと目を固く瞑り下を向く。