第3章 狂い始めた歯車
「・・・っな、・・・・・」
口をパクパクと動かすだけで、言葉がでてこない。
私の部屋に飛び込んできた光景、それは私の部屋に何故か昨日の六つ子がいて、そしてくつろいでいること。
ト「おはようななみちゃーん!」
ニコニコひらひらと手を振るトド松くん。
お「ななみちゃーん、昨日はほんとにごめんね〜!」
顔のまえで、"ごめん!"とポーズをつくって笑っているおそ松くん。
ーーーなんなのこいつら。まだ朝だけど。いやいやそういう問題じゃない。なんで私の部屋にいるの?どうやって侵入したの?ていうか、ほんとになんなの!?
座椅子に座り猫を撫でる一松くん。
トド松くんの隣に座っている黄色のツナギを着た、名前なんだっけ・・・。
窓際に立ちひたすら鏡を見つめる青いツナギの人。・・・このイタい感じ、公園の人だろうな。
チ「ほらやっぱりビックリしてるじゃん!!いきなり家に侵入されたらビックリもしちゃうよね僕は反対したんだけどね?みんながどうしてもって言うからしょうがなくお邪魔させてもらったんだけど、ほんとに僕は反対し「おいおいうるせぇよクール童貞」
緑のツナギの彼が必死に弁解しようとしているところを、おそ松くんが遮る。