第2章 六つ子
カ「悩み事ならいつでも相談に乗るぜ、カラ松ガールズ・・・」
そう言い彼はサングラスを外し、片手を差し出しこちらを向きキメ顔を向けてきた。
ーーーこの顔・・・!まさか次男か三男・・・!?
「結構です!ほんとに!」
逃げるが勝ち!
そう思い私は走って逃げ出した。
時々後ろを確認しながら家へと向かう。
ーーーさすがに追いかけてはこないみたいね、よかった。
そして前を振り返った瞬間、
「いっ・・・たぁー・・・」
思いきり何かにぶつかり後ろへ尻餅をついた。
「ああっ、ちょちょっ、すすすすみません!!!」
顔を上げると薄いブルーのジャケットを着た、慌てふためく男が1人。ーーー待って、待って待ってこの顔・・・!
チ「だだだ、大丈夫ですか!?て、ていうかその・・・っ!!」
目の前の男は私の脚元をチラチラと見ながら頬を赤らめている。
「・・・ん?」
ふと脚元に目をやると、転んだ衝撃で膝丈ほどあったスカートがギリギリまで捲れていて、太ももが露わになっていた。
「・・・!?//」
勢いよくスカートを戻し、立ち上がる。