第2章 六つ子
ト「どういうこと?」
キョトンと首を傾げるトド松くん。
十「なになにー?!喧嘩ー?!」
嬉しそうにはしゃぐ十四松くん。
お「ななみちゃん、ごめん!!騙すつもりはなかった!!」
両手を顔の前で合わせ必死に謝るおそ松くん。
ト「えー!おそ松兄さんななみちゃんのこと騙してたのー!?ひっどーい!!」
十「ひっどーいひっどーい!おそ松兄さんひっどーい!!!」
わいわいがやがやと騒ぎ立てる2人。・・・正直、うるさい。
「・・・・・」
ーーーなんなのよ。2回も会えたからなにかの縁かもって思ったのに。ちょっとだけ、信じかけてたのに。
「・・・帰ります。お邪魔しました。」
静かに立ち上がりぺこりと頭を下げその場をあとにする。
ト「あーぁ、おそ松兄さんが嘘ついたりするから〜」
そんな声が聞こえたが、気にせず家を出る。