第2章 六つ子
おそ松くんが事情を説明するからと再び家の中へと入り、私を含めた5人が居間にいる。
相変わらず部屋の隅で猫を撫でている、えと・・・一松くん?
テーブルに両肘を乗せ、可愛く頬を包み首を傾げ微笑みながらわたしを見つめるピンク色のパーカーの人。
ダボダボの袖が気になる、少し落ち着きがなくて、目が合っているのか合っていないのかわからない黄色のパーカーの人。
そして隣に座っているのがおそ松くん。
ーーーあれ、でも2人足りない?
お「いや〜ななみちゃんには言ってなかったんだけど、俺ら実は六つ子でさぁ!」
黄色いパーカーの彼の肩をバンバン叩きながらおそ松くんは笑って話す。
十「そう!!俺ら六つ子ー!!!」
それにつられてか黄色の彼もおそ松くんの肩をバシバシと叩く。