第2章 六つ子
「え・・・あれ?・・・・」
向こうから歩いてくる2人の男。
ピンク色のパーカーと、黄色のパーカーを着ている2人組。
「お、・・・同じ顔・・・っ!?」
ーーーちょっと待って、待ってね、状況が理解できない。頭がついていかない。何事?おそ松くんと同じ顔何人いるわけ?!
お「お〜十四松トド松、おかえりー」
おそ松くんが外に出てきていたようで、手を挙げひらひらと手を振る。
十「あ!おそ松兄さんだ!!ただーいまー!!」
口をパカっと開けたまま、手をうねうねと奇妙に動かしながらこちらへ向かってくる、黄色いパーカーの男。
ーーー"十四松"?"トド松"?・・・まさかあの2人も弟?!
険しい顔をしていたのかおそ松くんが私に声をかけた。
お「ななみちゃん、実は俺・・・六つ子なんだよね。」