第2章 六つ子
お「やぁー、ななみちゃんごめんねー、猫、散歩してるみた・・・うあ!一松!」
再び頭をぽりぽりと掻きながら眉を下げ笑いながら入ってきたおそ松くん。
部屋の隅にいるのは・・・一松くん?
そしてそんな彼を見て驚くおそ松くん。
とてもよく似た2人。違うのはパーカーの色。それと・・・目?
双子なのかな・・・
そんな2人を交互に見ていると隅に座っている彼が口を開いた。
一「・・・・・あんた誰、ここでなにしてんの」
彼は猫を撫でながらこちらには目を向けず、そのまま話す。
ーーーは、話しかけられた!・・・なんか怖いんだけど!あんた誰?うん、確かに誰?ってなるよね。でも私ってなに?おそ松くんの友達?いや、でも今日出会ったばっかりだし友達って言わないよね?・・・ていうかさっき路地で会ったのってこの弟さんじゃないの!?もう何が何だかわかんないよ!
「・・・あ、あの・・私はおそ松くんの・・・っ」
とにかくなんか答えよう!なに!友達!?知り合い!?