第2章 *猫②
どれぐらいぶりだろう。
こうやってクロと身体を合わせるのって。
「んっ、あぁっ!も…ク、ロっ、激しっ!」
「っは、あやね…なんか、やっぱ変わったわ…」
私においかぶさるクロは何度も何度も私の中に欲を吐き出しているのに、私を離す事無く身体を激しく打ち付けてくる。
刺激によって頭も回らない中、クロが私に言った“かわった”の一言が気にはなるものの自分の中で暴れ続ける物に意識がいっていた。
荒れる呼吸は乱れていて、喘ぐ声もどんどんかすれていくのに、クロが私の唇を奪い舌を絡めて余計に呼吸が乱れ苦しさを感じた。
さすがにこれは無理と、厚い胸を押しクロから顔を背ける。
「はぁ、はぁ…っとに、手加減して、よ」
「これでも我慢してんだよ」
「これで!?はぁ…もう、クロとはしない…」
怪物か!?さすが体育会系高校生。
2年前とは明らかに色々増してるよ。
私はどさくさに紛れ、動きが止まるクロから逃げようと中に入るクロを抜こうとするが、腰をしっかりと掴まれ一気に奥へと突かれ叫び声に近い声が出てしまった。