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猫の想い人【HQ】
第21章 猫と私⑥完
あやねはおれにとって近くて遠い存在だった。
そんなおれが遠く感じていたあやねを今は1番近く感じる。
綺麗な黒髪を揺らしていた後ろ姿を思い出す事より、おれを優しく笑って見てくる笑顔が今では当たり前のように浮かんではその度におれも同じように笑う。
あやねを好きになってからのおれは人としてと男としてもきっと成長した。
これからもあやねにとってもおれにとっても近くで一緒に歩む存在でいたい。
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