第9章 其ノ捌
急に恥ずかしくなって小声になって、松本の胸をポンポンと叩く。
松『良かった… 本当に良かった…
心配いたしました…』
そういうと更に抱きしめる松本。
こんな風に感情を出してくる人なんだ…
単にそんな関心をしつつも嬉しくて、腕を回そうとした瞬間また腕を引っ張られて回転するように相葉の胸へと抱きしめられた。
あ…。 そうか… 雅紀は潤の事が…
二『ごめん…』
松『和也殿に何かあっては、智様に申し訳が
たたない…からな』
両手を上げて、弁解するように言う松本を相葉はジトッと見つめる。
国『ハッハッハッ。
和也殿は本当に愛されておるのだな』
すると、俺達のやり取りを見て影丸は豪快に笑いだした。