第8章 其ノ漆
その時、和也が外から見ていて外へと飛び出してしまったことなど気づかず、
一方、翔はそのことに気づいてやっていた事を知るよしもなく、
彼からの甘い誘いに落ちてしまったのだった。
櫻『私を… 抱いてくださいませぬか…。
あなたの体で…汚れを浄化していただきたいのです。』
吸い込まれそうな瞳、甘く濃厚な口づけに
断る事が出来ず、翔の体へと覆いかぶさった。
大『翔…。 優しくいたす。
痛かったらすぐに言うのだぞ』
さっき着せた着物を再び、スルスルと脱がせてゆくと、傷を避けて体中へと唇を落としていく。
櫻『は…い………ん……あっ……
智…様っ……あっ…あ……』
甘く可愛い声と共に乳首をとがらせて体を
反らせる。