• テキストサイズ

暁の空【気象系BL】

第1章 暁の恋


智が出て行き、パタンと閉まる襖を
見つめてその場に座りこむ。


いつも、冷静沈着。剣は全く歯が立たない…。小さい頃からの憧れの男。


そして俺の大好きな…兄上。



相『和也殿… 智様でしたら今、風呂に

入られてますよ… 

昔みたいにとでも言って、一緒に入ったらいいではないですか。』


二『ちょっ… お前…また 屋根から…』


何の物音もさせずに背後からきた相葉に耳元へと囁かれる。



相『和也殿は、分かり易すぎて見ていられ
ません…

当たって砕けて… したらば俺が慰めてさしあげますから。』



そう言って俺の腰に手を回して引き寄せる。



二『馬鹿言ってるんじゃない。  兄弟だからこそ……

関係を崩したくない……』


相『しかし…黙っていたところで、どこぞ

の姫君と結婚されたら離れるのは定めではありませぬか。』



/ 180ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp