第4章 其ノ参
それでも今は、先生のところに行かなければ…
あいつ…もうああいう事何度もやっているのか?
宜しく頼むというのもそんな意味ではない。
大『あ奴… 後で覚えてやがれ…』
思わず、馬を叩くムチにも力が入ってしまいうっかり先生の病院を通り過ぎてしまい慌てて引き返した。
東『お前、今通り過ぎてなかったか?
何か考え事でもしていたか?
まあ、とりあえず中へと入りなさい。』
先生が笑って、玄関先まで出てきてくれる。
大『いえ。 直ぐに戻らないといけませんので、お願いだけ。
私たち四人以外に密に診察治療していただきたい者がおるのです…
かなり危険な状態なので、今もう共に来ていただけないかと。』