第23章 三・其の弐
扉を叩く音がして、東山の声がする。
『東山です。智殿の診察に参りました………』
父『入りなさい。 ………智。 今はとりあえず身体を治して
……この事についてはまた話し合おう。
とりあえず……和也とは金輪際会うことを禁ずる。』
智『父上っ………! お待ちくださいっ………
和也をどうするおつもりですか。』
父『…今は少し母上の心配をしなさい。 和也を
どうするかは私が決めておく。
では、東山あとは頼んだぞ。』
和也との関係の後、そのまま翔との事も話したのだが途中で母上は泣きだし過呼吸のような状態になってしまって、父上に抱き抱えられるようにそう言い残して部屋を出て行ってしまった。