第19章 二・其ノ捌
大『二人とも、良い時に来たな…。
今ちょうど両親ともに留守にしておるのだ。それよりも影丸殿は数日程前に婚儀を行ったばかりゆえ
数日後には夫婦で暫くの間ここを出る予定であったからな。』
三『さようでしたか。 それは大変めでたいな。』
森『ふっ。 アイツも結婚したか。 妻となるものは
危篤なヤツよの』
国『お前ら… 何をしに来たのだ。
まあ…智様に免じて話くらいは聞いてやるが。 と、
その前に危篤とやらの妻を紹介しようかな』
三『申し訳ございませんっ……聞こえてらしたのですね。』
相葉と共に来た影丸が入ってきてそう言うと、健が剛の頭をポカっとグーで叩くと一緒に頭を下げさせる。
国『まあ…いい。 お雪入ってきなさい。』
森『え… 若っ ……可愛い』