第18章 二・其ノ漆
櫻『なっ…… 何を… んっ……ふぁ……っ
やめ……ろっ……』
キッと睨み返した瞬間もう、唇が合わさり腕の中でもがくけど背中と首もとに回した手を緩めてくれることはなく何度も何度も唇を重ねてくる。
松『ほら。 本当にお嫌でしたらもっと強く拒める
でしょう? そんなとろけたような顔をされては…
私もここで致してしまいますよ?』
櫻『はん……あっ……ばかっ……そんな やめないか…才蔵っ……!』
松『こちらはもっと正直みたいですよ? 可愛いですね……』
そう言って、松本の手が着物の裾を捲りあげながらふんどしの上を擦り撫でる。
頭では嫌だと思っているはずなのに、松本の唇が気持ち良すぎて思いがけず身体は反応してきてしまう…
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