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レイジーシンドローム

第1章 熱帯夜


啓太はお茶のおかわりを香苗のコップに注いで、ベッドに横になった。
「あれ?寝るの?」
「寝ませんけど、なんかもう、ぐったりしたというか。」
「ふーん?」
香苗は座っていたクッションを持ってベッドに歩み寄り、すぐそばに置いてベッドにもたれ掛かった。
特に何か話すでもなく、ぼんやりとベッドに体を預ける2人。

帰ります?なんて聞く気も啓太には無かった。
そろそろ帰ろうかな?なんて言う気も香苗には無かった。

遠くから車の走る音が聞こえて来た。
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