第4章 ユーリ←→チロル
「そんなことないよ。
今だってすごくドキドキしてる。」
「この状況で、そんな風に答えたらどうなるかわかってる?」
ユーリがミルクの左胸に手を置いた。
「ほんとだ。ドキドキしてるの伝わってくる。」
「あ……」
「チロルも言ってたけど、ミルク様やわらかくて気持ちいいね。」
ユーリは左胸に置いた手をやわやわと動かし始める。
「やっ ん ユーリ……っ」
寝巻きの下はもちろんノーブラで、柔らかな布越しに先端が主張し始める。
「感じてる?ここ、両方とも勃ってきた。」
指先でそこを弾かれると、快感が走り声が漏れる。
「ぁあ んっ 」
身体の芯が熱を持ち始め、ミルクは無意識に脚を擦り合わせた。
それに気づいたユーリは、ミルクに唇を重ねる。
唇を繰り返し喰むようにしたキスは、ユーリの舌がそっと入ってくることで深く変わっていった。
お互いの舌が絡み合い、息が上がる。
「はぁっ……」
「ミルク様が俺しか見られないようにしてあげる。」
唇が離れるとユーリはそう囁いて、ミルクの着ているものを脱がせ始めた。