第2章 レオ←→セバスチャン
「こんな格好までしてくれて、ミルクちゃんの愛は十分伝わったけど……、俺の気持ちも伝えないとね。」
ミルクはドキドキしながらレオの言葉を待つ。
「ミルクちゃん、大好きだよ。
きっと、ミルクちゃんが思ってるよりずっとずっと。
寂しい思いもさせちゃうかもしれないけど、俺の一番はミルクちゃんだから、忘れないで。」
いつも甘い言葉はいっぱい言ってくれるけど、こうやって改めてちゃんと伝えてもらえるとやっぱり嬉しい。
優しく抱きしめられて、幸せにとろけそうになる。
「明後日の夜、時間とれそうだから部屋行ってもいいかな?」
「えっ?しばらく忙しいんじゃ?」
「忙しいよー!明後日のために今日と明日、徹夜だからね。
明後日は、ミルクちゃんのせいで徹夜することになりそうだけど。」
「……っ!楽しみにしてる。」
………………
「レオ、ナカナオリ?」
「うん。ありがとうセバスチャン。」
「レオ、セイフク、スキー。」
「うるさいよ。
おまえ、意外と俺のことわかってるんだなー。怖い怖い。」
(あっ、特別な時だけくれる美味しいご飯だ!わーい。)
とっても賢いセバスチャンなのでした。
〜end〜