第20章 勘違い ー光秀sideー
「なかなか積極的だな。」
貪り合った唇を耳に寄せ囁く。
「やっ、耳は……っ 」
くすぐったそうに身を捩る。
「ほう、覚えておこう。」
その唇を首筋から鎖骨へたどらせると、紗代の身体は微かに震え熱い吐息を洩らした。
「光秀さ……んっ… 」
ふくらみに手を添わせ、ゆっくりと動かした。
先端はすでに固くなっていて、指をひっかけるように弄った。
「あ……はぁっ……あぁっ 」
耳は本当に弱いようだ。
淡く刺激し続けてやるといい声で啼く。
そのまま執拗に責め続けた。
すると、されるがままだった紗代の手が俺を握る。
顔を見ると半開きになった口と、潤んだ瞳。
たまらなくそそられる。
俺とは全く違う、緩やかな身体の線を撫で下ろしていく。
紗代は浅い呼吸で喘ぎながら、俺を扱き始めた。
俺のモノを触るということは、そろそろ自分も触って欲しくてたまらなくなっているのだろう。
「紗代…… 、どうして欲しい?」
甘やかしてやると言ったがそれでも尚、苛めてやりたくなる。
俺もたいがいだな。
「光秀さんっ……いじわるです。
私も、触って欲しいです……。」
最後の方はだんだん声が小さくなっていった。
大胆な行動をするかと思えば羞恥に顔を赤らめる様に、ゾクゾクする。
「俺の手を導いてみろ。
何処がいいのか、わからん。」