第16章 月夜の待ち合わせー政宗ー
政宗は舌を使いながら、指を入れようと入口を触り始めた。
ダメ、今挿れられたら……っ!
「もうイキそうか?」
指が……多分2本挿れられた。
抜き差しと同時に、ぐちゅぐちゅと聞こえる音。
「すげぇな紗代、このまま一回イッとけ。」
もう一度政宗の唇が吸い付き、舌と指の刺激で私はあっという間に昇りつめた。
……………
肩で息をしていると、政宗が私の上に跨った。
休む間もなく、それは私の中心にあてがわれる。
「ちょ、ちょっと待って、目隠し外して?
政宗の顔見てシたい……。」
「頭、上げろ。」
政宗の手が後ろにまわされ、結び目を解く。
「おまえな、今の台詞は反則だ。」
障子から薄く差し込む満月の明かりが、政宗の顔を照らしていた。
その整った顔立ちに今更ながら胸が高鳴る。
政宗は手の戒めも解くと言った。
「しがみついとけ。」
私が背中に手をまわすと、大きさを取り戻していたそれが私の中心を貫いた。
「おっき ……ぃっ はぁっ あ、 あぁっ 」
「おい、あんま力入れるな っ 」
政宗は私の上で腰を打ち付けながら、手を胸へ伸ばした。
増やされる刺激に身を捩る。
快感に耐えられず、背中に爪を立てた。
「わ、たし イッちゃいそう …っ 」
さっき指でイカされたばかりで余韻を残したそこは、立て続けに絶頂を迎えてしまう。
縋り付くと、政宗も動きを早め私たちは同時に果てた。