第13章 レオのプライベートレッスン.2
「はい、今日はここまで。
ちゃんと復習しといてね。」
レオとの勉強の時間がおわった。
これも仕事のうちだけど、レオと2人きりになれる時間だから密かに楽しみにもしてる。
「レオって勉強のときはいつもメガネかけてるね。」
「そのほうが雰囲気出るでしょ?」
頬杖をついて私のほうを見た。
「うん、初めて見たとき普段と違う雰囲気でドキドキしたなぁ。
レオのメガネ姿好きだよ。」
「濡れちゃう?」
「もう!からかわないでよ。」
「ねぇ、そういえば宿題はできた?」
宿題なんてあったっけ……?
きょとんとしていると、
「1人でするって宿題。」
と、レオがニコっと笑う。
「あー……うん、一応。」
「先生が当ててあげよっか、いつしたか。」
「え?」
「この前の夜、部屋に戻ってすぐ。」
「な、んで?」
恥ずかしくて顔から火が出そう。
「だってそうなるようにあそこで切り上げたから。
俺に触られること想像した?
あ、ちなみに先生もあのあとミルクちゃんのこと考えて1人でしました。」
これも一種の言葉責め?!
「レオ……何の話して んんっ」
人差し指で私の唇を押さえてレオが言った。
「今日の夜、俺の部屋来れる?」