第12章 レオのプライベートレッスン.1
「はぁっ…… ミルクちゃん… イクよっ? 」
レオと想いが通じて、こうして身体を重ねるのも3回目。
レオのエッチはすごく優しくて、丁寧だ。
女の子の身体のこと、よく知ってる風なのは少しだけ妬けるけど、レオの手が触るところは全部気持ちいい。
でも……。
「ねぇ、ミルクちゃん。」
ゴムをはずしてシャワーを浴びて戻ってきたレオが、私の隣に横たわると言った。
「ミルクちゃん、イってないでしょ。」
「あ……。」
イったフリをしてるわけでもないから、そろそろ気づくよね。
「別に責めてるわけじゃないから、教えて?」
「うん。」
「そっかー。
俺、ミルクちゃんのこと、ちゃんと気持ちよくさせてあげたいし一緒に気持ちよくなりたいんだよね。
ちなみに、一応聞いとくけど俺とが初めてじゃないよね?」
「う、ん。
それなりに、経験はしてる、と思う。」
「まぁ、それはお互い大人だしね。
で、今までイかせてもらったこと、ある?」
そうなんだよね。
私、男の人とのエッチでイったことがない。
ううん、と首を振るとレオは苦笑いしながら言った。
「よかったー。
俺の力不足かと自信なくすとこだった。」
レオ……やっぱりその点は自分でも自信あるんだね。
「私、不感症なのかな……。」