第3章 So far〜木兎光太郎〜
4時限目も終わり、学校中の
男子生徒が戦争を始める時間。
「うおおおおおおおお!
カナやんの弁当は俺が貰ったぁぁぁ!」
「ゆっこたんのは俺がぁぁぁぁ!」
「うるさ」
「あんず!俺の弁当…」
「今日光太郎学食でしょ。
私の分も作ってないし」
「でもさぁぁぁ」
「あー、赤葦!こっち!」
「先輩」
「赤葦何にする?買ってくるけど」
「いえ、先輩ここにいてください。
俺買ってきます」
「いいよいいよー。
いつも買ってきてもらってるし」
それに、光太郎も買いに行くし。
賢い赤葦のことだから、すぐに
察してくれたのだろう。
「それなら、お願いします。
とんかつ定食で」
「菜の花のからし和えはないと思うよ」
「学食にそれは求めてませんから」
とんかつ定食の料金を渡して、
席を取りに行ってくれた。
持つべきものは素晴らしい後輩。
万歳。君に会えてよかった。