第2章 Be able to… 〜影山飛雄〜
部活。
「…ってわけらしいんで、
あいつ休むそうです」
「そうか。わざわざありがとな」
澤村先輩に事を告げて、
サーブ練をする。
「影山〜!今日調子わりーな!
何?失恋?もしかして、小鳥遊に
振られた?!?!」
「日向うるせぇボゲェ!!
お前サーブ下手くそなんだから
さっさと練習しろ!」
誤魔化してはみたけれど、
日向の言う通り今日は調子が悪い。
サーブミスが多すぎる。
レシーブもうまくいかない。
トスも、スライディングも、
スパイクも決まらない。
全部アウト。
「影山、落ち着けよ」
「…はい」
田中さんの声もうまく聞こえない。
「影山〜!」
「ぐっ!」
「あんずとなんかあったんだろ?
わかるぜ、俺は!うん!
でも、練習に持ち込むのは頂けねぇな」
西谷さん。
叩かれた背中が痛い。
「月島にでもなんか言われたのか?」
菅原先輩には隠し事はできないらしい。
「…なんでも、ないっす」
そう返すのが精一杯だった。