第1章 越前リョーマ
私に跨る形でいたリョーマは、後ろに下がり私の足元に片膝を曲げて座った。
秘部をもったいぶるように撫でながら、もう一方の手で乳房を弄んでいる。
既にトロトロと愛液を垂れ流し、求めているのにただ敏感な箇所をゆっくり撫でられ、ひどくもどかしい気持ちになった。
リョーマは黙ったまま笑みを浮かべこちらを見ている。
顔が赤くなるのを感じたけれど、快感の前で理性は無力だった。
「…お願い」
リョーマは嬉しそうに、そして意地悪そうに笑う。
「何が?」
「…」
恥ずかしさでいっぱいになり、それ以上言えず黙り込む。
リョーマくんはまだ笑っている。
「もうやめてほしい?」
撫でる手すら止められ、飢えた気持ちが引っ張り出される。
「いや、お願い…」
「だから何が?」
下半身が放置された寂しさにきゅ、となる。
「どうして欲しいか、から聞きたいな」
何故かリョーマの顔が切なげに見える。
「……も……もっと、触って…ほしい」
羞恥を抑えなんとか言うと、リョーマはにっと笑った。
顔から火が出そうだったけれど、懇願の甲斐あってリョーマが私の中へ指を滑らせた。
いきなりの刺激に腰が浮く。
「ふっ…ああっ」
指が私の中をかき回す。ゆっくり肉壁を撫でられ、出し入れされる指はクリトリスを少し掠るから、その度に身体が反応してしまう。
「うっあっあっ…ああっ」
くちゅ、と溢れる音が聞こえ羞恥心と、学校でこんなことをしている背徳感で、いつもと違う興奮に襲われる。
「りょ、ま、あっ」
「なぁに?」
そんな風に意地悪に笑わないで。
「あ、いま中締めたでしょ」
「や、言わ、な、…いで」
顔を隠せないから、ひどく恥ずかしい。
指はナカを愛撫し続ける。
「、俺にイジメられんの好きだよね」
「んんっ、あっ、す、好き、だよ」
だって、その嬉しそうな笑い方、強い相手とテニスする時と同じ顔なんだもん。
背中がゾクゾクして、またナカがきゅん、と動いた。