第4章 緊急会議!?
おそ「来月は払うから!お願い!」
イヤミ「もう、聞き飽きたざんす。耳にたこざんす」
チョロ「今度こそ、バカ兄貴なんかに金は渡さないから!」
おそ「バカ兄貴ってひどくない!?」
イヤミ「どちみち、もう出ていってもらうざんす」
おそ「そんな~……」
『あの!』
もう、黙っていられなかった。
こういう所、わたしの悪いくせだと思う。
面倒だ、関わらないでおこう。そう思っていながらも、結局首を突っ込んでしまう。これが自分の性なんだ、っていっそ諦めるべきなのかな。
『もう一度だけで構わないんです!チャンスをください!!』
イヤミ「新入りなんかにはわからないざんす」
少しイラッときたのは、言わずもがな。
『わた……僕だって自分の運命がかかってるんです!』
この店がなくなったら、仕事がなくなっちゃう。
これだけはなんとしてでも避けないと。