第3章 まさかの転職………いや、天職!?
「あ、伊織ちゃん。おそ松兄さんから聞いたよ。今日からここで働くことになったんだよね?よろしく」
受付のところで準備をしていたウエイターさんが、わたしを見つけて声をかけてくれた。口調は前よりも砕けた感じになっていて、違和感を感じたけど、今回は客として、じゃないし当たり前だよね。
『よろしくお願いします!えっと………ウエイターさんのお名前は……?』
「あ、そういえば言ってなかったね」
少し照れたように微笑みながら、自己紹介をしてくれた。
チョロ「僕は、三男のチョロ松。訳あって、ウエイターの方にまわってるんだ」
な、なんだろ………。
すごい、ふつう!
これ、すごい褒め言葉だよ!?
まさか、あの兄弟の中に、こんな常識人がいたとは………!