第12章 ボクの本命♪【トド松】
トド「よしっ、行こっか」
なんか爽やかにキメてるけど……、いいの!?
『トド松さん、さっきの女子はいいんですか?わたしなんかいつでも一緒にお茶できますし、それに、女の子と遊んだ方が楽しいんじゃないですか?トド松さんも女子と遊べてハッピー。女子達もトド松さんと遊べてハッピー。つまり、エブリバディ ハッピー、みたいな?』
一瞬の間が空いてから、トド松さんがお腹を抱えて笑い出した。
トド「あははははっ!やっぱ、伊織ちゃん面白い!」
『な……!結構真面目なと言ったつもりなんですけど』
トド「怒んないで怒んないで!だって、女の子と遊んだ方が、って、伊織ちゃんだって女の子じゃん」
『わたしはカウントに入らないんです』
トド「なんで?どっからどうみても、女の子じゃん!っていうか……」
さっきまで明るかったトド松さんの顔が急にしょぼん、となる。
トド「エブリバディ ハッピー、ってことは、ボクがあの子達と遊んだら、キミも嬉しい、ってこと?キミと一緒にお茶出来て嬉しい、って思ってるのってボクだけなの?」