第1章 初のご来店
そしてわたしは見事、全問正解。
景品(←?)として、このホストクラブを貸し切りに………。これでいいの?
まあ、とりあえず………
『由美!そろそろ起きて!』
「待って~………。あと少しで……天国……に…」
『え!?だ、ダメだって!!起きて!ねえ!起きて!!』
わたしが必死になり、叫びながら由美の体を揺さぶると、眠たそうに目をこすりながらソファーから起き上がる。
おそ「あ、おはよ。目、覚めた?」
「ふ、ふぁあ!」
よし、大丈夫。
『由美、落ち着いて聞いてね?』
すでに落ち着きのない由美に言っても無駄かもだけど。
「う、うん」
『なんと、今日はこのホストクラブを貸し切りできることになりました!』
「う、うん。………って、えぇえええ!?」
あ、ちょっと……。
もう、また気絶しそうになってるじゃん。