第8章 あげるよ【カラ松】
『食べます!』
思い切って、スプーンで多くすくう。見ただけで気分が悪くなったけど………、隣でわたしの反応を楽しみに待っているカラ松さんのためにも、ここは我慢!!
カラ「………うまいか?」
美味しい…………んだと思う。
だって、味がわからないんだもん。
ついでにいうと、キモチワルイ。
だから、こくこくと頷くことしか出来なかった。
カラ「………そうか!よかった!」
カラ松さんが顔をぱあっと輝かせる。
こんな無邪気であどけない顔、できたんだ………。
ちょっと、かわいい、とか思わなくもない。