第5章 やめろ
「芥川!里奈さんをどうする気だ」
「忘れたのか?」
芥川の言葉に里奈はある記憶が蘇った
「あの時の事を忘れたのか?」
「あの時?」
「芥川くんの父親だよ」
芥川には父親がいた
だがある時父親が芥川のまえからきえた
「殺された‥貴様の父親に」
「あれは‥」
「許さない‥」
太宰は里奈の前にたった
「復讐するために里奈ちゃんを捕まえたの?」
里奈が異能力を使おうとした時太宰が里奈の腕をつかみ地面に押し倒した
「逃げるの?異能力を使って‥記憶を消して逃げるの?」
「だって‥そうするしか‥」
里奈の目は涙目だ
「どいて下さい」
「嫌だ」
「記憶消しますよ?」
「消したきゃ消せば?私には無意味だから」