第5章 やめろ
「太宰!!」
「里奈さん!!」
だがもう姿はなかった
「くそっ‥!!遅かったか」
「一体どこに‥」
「太宰はこうなる事がわかってんだろうな‥」
「でも‥里奈さんが狙われてるのは太宰さんも知ってましたよね?」
国木田は頷いた
「太宰はわざとつかまったようだ」
「太宰さんがいれば‥いやだめだ‥力では勝てない」
「とにかく助けないと‥行くぞ!」
「はい!」
その頃里奈達はどうにかして逃げようとしていた
「芥川がいないうちになんとか逃げましょう」
すると芥川がやってきた
「逃げられるとおもうな‥」
芥川は里奈の縄を外した
「え‥?」
「里奈ちゃん!うしろ!」
里奈がふりむいた時には遅かった
「羅生門」