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【HQ】Egoist

第2章 彼女の素顔


 一学期が終わり、夏休みが始まった。初日から他校との合同合宿を組んでいた為、青葉城西の合宿施設での合同合宿が始まった。
 他校生は噂の青葉城西のマネージャーを楽しみに来てる奴が大半で莉緒ちゃんを見て、可愛いだ、なんだと口々にしてた。それに対して莉緒ちゃんは相変わらずクールな対応で、バレーに関する事以外に関してはオール無視。俺らも合宿中ってことで、なかなかいつもみたいにフォローは出来なかったけど、他校の監督やコーチも一緒だった為、目立って害のあるような事はなかったので、特にフォローとかもいれずに済んだ。
 莉緒ちゃんの補習は月曜日からの三日間のため、土日は朝から夕方まで合宿に参加し、夜は自宅で学習する為、帰宅していた。月曜日から補習が始まり、補習期間は午後からの参加だった為、溜まっていた仕事を片付けるのに忙しそうだった。土日同様、夕飯の支度を他校のマネージャーと共に準備まで済ませると、翌日の補習に備え帰宅してった。
 補習期間の帰り道はこっちも合宿中のため、莉緒ちゃんを送ることは出来なかったけど、明るいうちに帰宅するし、そう遠い訳でもないから大丈夫と言って顔が隠れるよう、つばの大きなキャップ帽を被って、足早に帰って行った。
 補習三日目、無事再テストも合格したらしく、大荷物を抱え、莉緒ちゃんが合宿場にやってきた。補習が終わったのが嬉しかったのか、いつもより機嫌が良さそうだった。





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