第20章 あとがき
Egoist、ご愛読下さった読者の方々ありがとうございました。
約五ヶ月という連載期間で自身最多となる三百頁執筆。元々長編を執筆するのが苦手で今まで(出戻り前)は短編メインで執筆していました。また、長編と言っても、全十話等、長編と呼ぶには短い話しか書き上げた事が無かった為、ここまでやってこれたのも読者の方々の温かいお言葉があっての事だと思っております。
自身初となるハイキュー作品、大好きな阿吽コンビとの三角関係。これを書き始めようと思ったキッカケというのが、及川さんが女の子にキスをして叩かれるシーンを書きたいという所からでした。そこからストーリーを展開し、このような展開に。執筆開始の時点では、岩ちゃんに彼女が出来る予定は無かったのですが、すれ違いの恋、思い違いをコンセプトに執筆していた為、ここは一波乱あった方がいいのでは?と思い生まれた沙耶香ちゃん。何だかんだで一番報われず可哀想な思いをさせたままだったような気がして彼女の存在は心残りでもあります。
そして読者の方から、メッセージやレビューにて四宮さん大好きです!と嬉しいお言葉をいただいたヒロインの先輩である四宮さん。私自身大変気に入っているキャラクターではありますが、ヒロインとの過去の事もあって、読者の皆様に受け入れていただけないのではないかと不安もありましたが、その後の活躍により挽回。及川さんの尻を叩く重要なポジションでもありました。イメージとしては女版岩ちゃんのようなイメージです。
本編にてちょこっとしか登場しなかった鳩宮さんも中々気に入っています。彼自身本編で語っているように特に四宮さんに対して特別な感情は抱いてません。四宮さんもまた然り。