第20章 あとがき

　そして阿吽コンビに忘れてはいけない花巻＆松川。岩ちゃんの背中を押すのがマッキー。及川さんの背中を押すのがまっつんと当初から決めていたのですが、マッキーには色々と辛い思いをさせてしまったので、続編を書く機会があればマッキーを幸せにしてあげたいと思いつつも、それもえらく先になりそうな予感。
　阿吽コンビは切っても切れない関係ですが、それをそっと支える二人も阿吽コンビの関係が成り立つ上で重要な役割を担っていると思っています。青城三年レギュラー、本当に愛しい。

　本編の途中より登場の狂犬ちゃんこと京谷。彼に関しては本編でヒロインとの関係を執筆しきれなかった為、番外編にて二人の出逢いとか、信頼関係について執筆したいと思っています。京谷もヒロインの事を大事に思ってはいるけど、恋心は抱いていませんでした。自身とよく似た環境にいたヒロインを支えてあげたい、守ってあげたいという気持ちで懐いていたという感じです。

　本編で語れなかったヒロインの両親について。こちらは番外編で執筆する訳にもいかないのでここで二人の出逢いについてお話させていただきます。
　ヒロインのお母さんは高校卒業後と同時にヒロインのお父さんと籍を入れています。お母さんもヒロインと同じように優れた容姿を持っていましたが、ヒロインのように負けず嫌いだとか気が強いというのはなく、お嬢様育ちであったこともあり、ふわふわとしていて、少女がそのまま大人になってしまったような感じです。
　高校三年生の時に事故で両親を亡くし、身寄りの無いお母さんを救ったのが、ヒロインのお父さんです。因みにお父さんはお母さんより一回り以上年上という設定です。会社でも若くしてそれなりの地位を確立していたお父さん。ふわふわしたお母さんを放ってはおけず、結婚という形でお母さんを守ります。結婚後もお父さんに守られ世間知らずのまま母親となり、ふわふわした母親に代わって私がしっかりしなくちゃ！という事でヒロインはしっかり者の性格に。