第2章 彼女の素顔
「いやいや、流石に危ないでしょ。」
「怪我したら大変だよ。」
マッキーとまっつんにそう言われ、莉緒ちゃんは悲しそうな表情。その顔を見てマッキーとまっつんもそれ以上は何も言わなかった。助けを求めるように岩ちゃんの方を見るけど、
「莉緒がやりたいなら別にいいんじゃね?」
「やりたい!」
岩ちゃんの言葉に莉緒ちゃんの表情は明るくなった。
「ってことだから、金田一お前も居残りな。
あ、あと莉緒、俺が言わなくても分かってると思うけど、俺らはお前相手に本気でスパイク打ったりとかは出来ねーから、そこん所は理解しとけよ。」
「うん、分かってる。」