第13章 I'll be there
翔「あっ…んぅ…っっ…」
翔さんの全身が徐々にサクライロに染まってゆく。
うわあ…きれいだな…。
そんな翔さんの姿に見とれてしまい、根本を握ったまま動かせずにいたら、下から射るような視線が向けられていて。
「どうしたの?」
そう質問してから、翔さんの手の拘束を解き、額にじわりと滲んできた汗を、手のひらで拭ってあげた。
すると、何か言いたそうに、唇を尖らせた。
「言わなきゃわからないよ?」
にこりと微笑みながら、首を傾げてみせた。
我ながら意地悪だなあ、なんて思ってはいるんだ。
思ってはいるんだけど、ね…。
翔さんが口をきゅっと一文字に結んでから、意を決したように顔つきが変わり、はぁぁ、と大きく息を吐き出して。
翔「さ…さわる、だけ…なの?」
そう言って、握ったまま動かない俺の手に視線を送ってくる。
「うん。だって“触って”、としか言われてないよ?」
翔さんの目が見開き、口が半開きになった。
ぷぷぷ。何その顔♪
めっちゃくちゃ楽しいんですけどお~♡
翔「ま、まつじゅんのっ、いっ、いじわる!もう嫌いっ!うう、も、自分でっ…ひゃあっ!…あ、ぁぁ、んっ…っ」
もう少しどきまぎしてる可愛い翔さんを堪能したかったけど、流石に“嫌い!”になられては堪んない。
翔さんが自身に手を伸ばしてきたのを払って、翔さんのモノをぱくっと咥え、ゆっくりと時間をかけて舐めあげた。