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コトノハ 【気象系BL短編集】

第13章 I'll be there



翔「ん、ぅっ…ぁあっ…っ」

全身をぶるるっと震わせて、手の中に熱をはき出した。

「翔さん、見せてくれてありがとう」

頭をポンポンと撫でてから、額にちゅっとキスをした。

翔さんは呼吸を整えながら頷いて、ボックスティッシュに手を伸ばした。
その手首を掴んで、見せつけるように手のひらの熱をペロリと舐めた。

翔「やっ…!な、何で舐めたの⁉」

顔から耳、首まで真っ赤に染めて、俺をねめつけてきた。

「そんな顔しても、俺を興奮させるだけだよ?ふふふ…」

手のひらを猫のようにピチャピチャと舐めて。
全て舐めとったあと、唇をぐるりと舐め回した。

「翔さんの、おいし♪」

翔「へ、へんたい…」

「そうだよ。言ったでしょ?俺、変態だって♪」

にこっと微笑んでから、翔さんに跨がった。

「そんな変態が…好きなんでしょ?」

プチプチとパジャマのボタンを外していく。
翔さんは顔を剃らして、

翔「うん。好き…」

言ったあと、顔を両手で覆い隠した。

どくんっ…


「翔さん。何でそんなに可愛いの?俺、止まらなくなる…よ?」

翔「俺なんて可愛くないよっ。それに…」

顔を隠したまま、「いいよ。止めないで?」とぼそっと囁いた。

刹那──俺のオレに、一気に熱が注がれていって…

翔さんの手を掴んで、がっと左右に割り開いて顔を晒させた。
思ってた通り、熟れたトマトのように真っ赤になっていた。



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