第12章 愛のかたまり
潤「なあにやってんだよ?ニノ」
潤さんが軍手をはめながら、リビングに入ってきた。
そして、二宮さんのお尻をむんずと掴んだ。
和「うひゃあっ!」
二宮さんがお尻を抑えながら後ずさる。
潤「ニノ、相変わらずいいケツしてんじゃん♪」
二宮さんは眉間にシワを寄せて、潤さんをねめつけた。
和「潤くんっ!!いつもいつも!会うたびにお尻を触るのやめてください!まったくもう!」
潤「あ、ごめんごめん」
二宮さんに近づき、顔の前で片手で謝るポーズをとる潤さん。
和「もう!悪いと思ってないでしょ⁉大体ね、貴方って人は…」
斗真「はい、ストーーップ!」
斗真さんが二宮さんと潤さんの間に立ち、2人の顔の前に手を出して制止した。
それから直ぐに、櫻井翔くんが畳まれた段ボールを幾つか抱えて、リビングに入ってきた。
翔「大野くん。段ボールはどれくらいあれば…って、まーたお前たちは…はぁ…」
櫻井翔くんが、斗真さんたち3人の姿を見て、深いタメ息を吐いた。
斗真「俺は見ての通り、仲裁に入ったんだからね、翔さん!」
そう言って、櫻井翔くんに駆け寄っていく斗真さん。
翔「それで?」
櫻井翔くんが二宮さんと潤さんを交互に見つめる。