第1章 Haunted house
「翔ちゃん?」
翔ちゃんは、身体をダラリと力なく横たわっている。何度か、名前を呼ぶけど…返事が、無い! これって、まさか?!
和「………気絶していますね」
「えぇ~~~っっ!!」
和「どうやら、我々、やり過ぎたみたいですね?…テヘッ」
ペロッと舌を出して、顔を傾ける。ニノ、可愛い♥
「ごめ~ん、翔ちゃん。気持ち良すぎて、止まんなかった~(泣)」
和「相葉さん!泣いてる場合じゃないですよ!とりあえず、ここから、出なくちゃ。スタッフがきたら、ヤバい‼」
それから、ニノが何故か持っていたウエットティッシュで、翔ちゃんを拭いた。自分達も身なりをととのえた。
「翔ちゃん、どうやって連れてく?」
和「あなたが、抱えるしかないでしょ?私は、筋力、女子なんだから」
「わかった!」と、翔ちゃんをおんぶする。意識が無い人間って…重い~。でも、自分達のせいだから、仕方ない。
お化け屋敷から出たら、リーダーと松潤が腕組みして鬼の形相で立ってた。二人は、すぐに翔ちゃんに駆け寄り、俺から、連れ去る。
ニノと顔を合わせながら、苦笑いした。お互い、我慢できなかったねー、なんて言いながら。
翌日…翔ちゃんの足腰は使い物にならず。ロケができなかった…。そんなに、負担かけたんだ?ははは。
結局、お化け屋敷のロケは俺たちのは、ナレーションになっていた…。
翔ちゃん、本当に、ごめん!