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コトノハ 【気象系BL短編集】

第7章 Still…


「わかった。でも、服は脱がせっこ、だっけ?してやるよ?」
雅「わあっ。いいのぉ?」

ほんとに、ムードなんてもんは、ねえんだな?
心の中で深いタメ息を吐きながら、お互いの服を脱がせていく。
肌が徐々に露になっていく。
雅紀の裸。見慣れてるはずなのに…、ドキドキする…。

雅「ニノ~。なんかさー。ドキドキするね!俺、女の子の時ってどうしてたっけ?」
「知らねえし。つうかさ。知ってたら、引くわ!」
雅「おお~。確かに」

雅紀は、手をポンッと叩いて、首を縦に小刻みに振っている。
変わらないね、お前は…。

お互い、裸になった。
さて、どうするか?男とはシタことないからな…。
昨日は、大野さんに充てられて、勢いでヤったからな…。

雅「……ニノ?どうしたの?」
「………」
雅「ニノってば!!聞いてる?」
「あ、ああ。翔さんたちに聞いとけば良かったなって、思ってさ」
雅「何を?…んー。あっ、ヤり方?そんなもんさー、一緒でしょ?違うの?」
「違う!…と、思うぞ?」
雅「じゃあさ、翔ちゃんに聞こう!」
「は?何言ってんの?」

俺の言葉を無視して、雅紀は翔さんに電話を掛けた。
こいつ、マジで?!

「雅紀、止めっ……」
雅「あ、翔ちゃん?あのね、聞きたいことがあって~。今、いい?」

雅紀のスマホを取り上げようとするけど、力で敵う筈もなく。

雅「あのね。今から、ニノとエッチするんだけど~。ん?うん、そう。…あ、そうなの?…あとは?…うん。あ、ニノに代わるね?」

スマホを無理矢理押し付けられて…。

?『あ、ニノ?』
『え?!潤くん?』
潤『相葉さんと、その…ヤるんだって?いつから、付き合ってんだよ?』
『えっと…』
潤『ま、いいや。あとから聞かせてもらうからな。それよりも…』

潤くんから、こんなことを教わるなんて…。
俺は、眩暈がしてきた…。

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