第7章 Still…
【O】
なんだっけ……?うぅ~~~。思い出せん‼
俺、裸。起きたら、裸。相葉ちゃんの胸の上で裸。
ニノも裸。もちろん相葉ちゃんも裸。ニノは、相葉ちゃんの腹の上に頭を置いて、スヤスヤと寝ている。
3人とも、リビングのラグの上で雑魚寝状態。
とにかく!この状況になった原因を思い出せ!
まだ覚醒してない脳をフルで回転させて…。も、無理!思い出せん‼
「シャワーしてこよう…」
なんか、思い出すかも?
2人を起こさないように静かに、浴室に向かった。
いつもより熱いお湯でシャワーする。
何で、こんなに思い出せないんだ?う~ん?
雅「あれ?何で、俺、裸?」
シャワーから出ると、相葉ちゃんが目を覚まして、キョドッてる。
起きたら、裸はびっくりだよね…。
ニノもモソモソと起きた。
和「あれ?大野さん。シャワーしてたの?」
「うん。相葉ちゃん、勝手に借りたで?それより、ニノ、相葉ちゃん。服、着たら?」
ニノも相葉ちゃんも慌てて、服を着た。
「何で、こうなったか。解る人?」
2人ともブンブンと首を横に振る。
誰も、解らんのかいっ!
雅「昨日は、酒呑んで…。急に“ピカンチ”見たくなって。DVD見て…」
和「相葉くんが、変なテンションになって…脱ぎはじめて。大野さんも脱いで、踊りだした。までは、覚えてますけど…。そのあとは、全く…」
「ええっっ!おいら脱いだの?踊ったの?覚えてないや…」
3人で、部屋の中を見渡す。
大量のビールやワインやらの空き瓶たちが転がってる…。
相葉ちゃんが作ってくれた麻婆豆腐がのっかってた皿。
半透明な液体が入った小皿。
床に幾つかの使用済みのコンドーム…。
「ねえ。もしかして、おいらたち…ヤった?」