第9章 まるいさんかく ♥︎ 〜黒尾鉄朗・孤爪研磨〜
〜心side〜
『そんなこと言われたって、分かんないよぉ…』
へなへなと力が抜けていくのがわかる。
どっちだなんて言われたってわからない。
だって、だって。
黒「…そういうと思ったぜ、でもよ」
研「ごめんね心…おれも、クロも…もう、限界なの」
そういうと、研磨がちゅぅ、と私の耳を甘噛みした。
『っ、は…ぁ…!!』
びりびりと甘い感覚が身体を突き抜けて、思わず声が出る。
神経全部が研磨の舌に反応して、悦んでしまう。
黒「俺も、忘れんなよ」
真正面からはクロが私の唇を奪ってくる。
カシャ、とメガネが音を立てた。
ゆっくりとクロがメガネを外してきて…。
さらに、深く舌を絡めとられる。
『やら…いっぺん、に、しひゃ…!!』
もう何がなんだか、わかんないよ。