第9章 まるいさんかく ♥︎ 〜黒尾鉄朗・孤爪研磨〜
〜研磨side〜
『まってまってなになに、何するの』
クロが心を、ベットの上のおれの足の間に座らせて、視線を合わせる。
黒「なにって、大丈夫だよ、痛いことではない…あー…いや、痛いかも」
研「クロ…それじゃあ怖がるだけだよ」
はぁ、とため息をついて、心を緩く緩く抱きしめる。
『研磨…』
研「……心、よくきいて…」
少し、言葉にするのは怖いけれど。
ちゃんと言うからね。
研「おれ…心のこと、すきなの」
黒「俺も、お前のことが好きだ」
おれが言った直後にクロも同じことを言った。
…何もそんなにすぐ言わなくたっていいじゃん。
『…えっ、え…?』
研「だからね…決めて」
黒「どっちがいいか」