第6章 真夏の熱 ♥︎ 〜赤葦京治〜
心の感じる姿を前に、赤葦は限界を迎えていた。
「心さん…もぅ何もしなくても挿れられますよね?…挿れますよ…」
避妊具がつけられたモノが、心の割れ目に押し当てられ、ぐ…とそのままなかに押し込まれていく。
心地よい圧迫感に、心はただ恍惚とし、身を任せるだけだった。
『けぃじ…っ、もっと、もっとして…!』
「もう…心さんの、ばか…!!」
どうなっても知らないですからね、と呟いた赤葦は、より一層激しく腰を打ち付ける。
ベットのスプリングがギシギシと音を立てるが、そんな事には気を遣っていられない。
『んゃぁ、ぁ…ッん…!』
「っ、ぁ…心さん、そんな…締め付けないで、くださ…」
保健室、というシュチュエーションに、お互いの身体がいつもよりも敏感になっているのを感じる。
「心さん…心さんっ…」
『けぃ…!っ、けい、ちゃんっ…!』
「…ッ、でる…」
『ーーーっ、ッ…!!』
ぐ、ぐ、と最奥にモノを押し込まれた心は、声を上げる暇もなくイかされてしまった。
それとほぼ同時に、赤葦が薄い膜の中に精液を吐き出す。
保健室が再び静寂が訪れ、その中に2人の吐息だけが響く。
外からは運動部の掛け声が聞こえていた。