第5章 Sugar honey* ♥︎ 〜月島蛍〜
そのまま、僕は結木を自分の家へ連れて帰った。
都合のいいことに親は上司と会食らしく、遅くまで帰ってこないらしい。
ご飯も食べずに結木を部屋へ連れ込んで、抱きしめる。
『…なんだか、夢みたいだね…』
「何、夢の方が良かった?」
そう言うと、いじわる、と結木が拗ねた。
堪らなくなって、そっとベットに結木を押し倒す。
『ふふ…月島くんが、余裕無さそう…珍しい』
余裕なんてあるわけないでしょ…。
だけど、そんな僕と反対に、結木はすごく余裕があるみたいだった。
「…悪い?はじめてなんだから、仕方ないでしょ…」
ブラウスのボタンを外す手が震える。
僕、こんなにヘタレだったっけ…。
『私も、はじめて』
結木は、へにゃ、と笑って頬にキスしてきた。
それだけで、自分の体が熱くなる。
「あんまり…煽らないでよ…」
自身が痛いくらいに張り詰めて、ズボンの生地を押し上げているのが分かって、とたんに恥ずかしくなってしまった。
『ゆっくり、して…ね?』
「…分かってるよ」
下着のホックまで外すと、流石に恥ずかしくなったのか、結木はふい、と顔を逸らしてしまった。
つん、と主張する突起を、軽く指でつまんでみると、結木が小さく、ん、と声を上げる。
その声をもっと聞きたくて、くりくりと指で押したり、潰したりを繰り返す。
『ぁ…んっ、んぅ…』
ちゅ、とそこを口に含んで吸い付くと、結木の口からさっきよりもはっきりとした嬌声がこぼれてくる。
『きゃ、ふ…ん、ッ…!』
「これだけで、きもちいの…?」
こんな小さなもので快感に浸る結木が可愛くて、もっともっと鳴かせたくて。
結木のスカートの中へ手を伸ばした。