第10章 バカに効く薬 ♥︎ 〜花巻貴大〜
その言葉に必死に頷くと、花巻くんはさっきとは違って、的確に私のいいところばかり攻め立ててきた。
『ひっ、ん…あ、ッん…!…ぅ、はぅ…』
「…っ、心んナカ、どろどろ」
『やっあ、いきたい…いきたいっ…』
押し寄せる波に涙がこぼれる。
気持ちいい、きもちいい…。
はやく、はやくいきたい。
「もうちょっとだけ…我慢、な…?」
『ぅ…は、あぅ…がまん…がまんっ…』
花巻くんのモノが、だんだん大きく張り詰めていくのがわかる。
それが余計に、私への快感を高めていく。
『も…むり…っ、がまん…むりぃ…』
「我慢の効かないやつ…!」
打ち付けられる花巻くんのモノが、かたく、あつくなって。
私のナカもそれにつられるように、どんどん愛液を溢れさせる。
『っ…いく…い、っちゃ…たかひろ、くんっ…』
「あぁもう…!反則だろ、馬鹿心…!!!」
薄い膜越しに花巻くんが精液を吐き出したのと、私がいったのはほぼ同時にだった、か…な?